内部統制
――。文字に書けばたった4文字のことです。しかし、その実態をすべて語るには、あまりに膨大な時間と文字数が必要になってきます。また、一方的に私たちanew planningの手法を説明しようとしても、営業的なセールスファクターを感じてしまいかねません。「私たちが行っている内部統制のあり方を、できるだけ透明感を持って説明したい」。そのためには、実際の体験談をご紹介することが一番だと考えました。
第一回目は、私たちの主要クライアントである、
エン・ジャパン株式会社様より管理本部情報システム部部長の高橋康正様をゲストにご招待。コンサルタント藤田泰之がanew planningによる内部統制について、またその結果について、率直なお話をうかがいました。
■ 内部統制プラスアルファの成果
藤田 改めまして、よろしくお願いします。写真を撮られながら話すのは、少々気恥ずかしいですね。
高橋 でも今日は屈託なくお話しできると聞いていますので、遠慮なく(笑)
藤田 エン・ジャパン様とは2008年の11月からのお付き合いですね。11月、12月の2ヵ月で課題をまとめて、2009年が本番年度。率直に振り返っていかがでしたか?
高橋 まず内部統制の最大目的である監査の通過を無事に果たせているので、J-SOXにおける第一関門は突破というところでしょうか。内部統制というと監査を通すためだけの施策という見方もありますが、それだけではない多くのプラスアルファをもたらしていただいたと感謝しています。
■ 各部署のアセスメント強化にも発展
藤田 監査の通過以上のメリットということですね。例えば具体的にはどのような?
高橋 まずは議論ができたことですね。内部統制を行う中で、いろんな議論が出てきたわけです。「ガバナンスの捉え方はこれでいいのか」などでしょうか。もちろん最大目的は監査通過にあるのですが……。
藤田 プロセスの上で様々な議論ができたことは御社にとって財産になった、と?
高橋 そうなんです。統制だけで考えれば、「全般統制」という規定周りと決算財務のプロセス、従来の「会計監査」、そして「業務処理統制」による各部署の統制と「IT統制」の4つが連なっていますよね。
藤田 ええ。
高橋 その連なりから会社の状況をチェックできたことは非常に大きかったんですよ。パーツ単位で各部署のアセスメントをすることは今までも経験してきましたが、内部統制を通じて見ると、社内の実態が違う角度から見えた。この発見が、経営情報として非常に有益だったのです。