~金融機関からの資金調達~ セミナーレポート 2010/4/20

1 講演会開催要項

2010年4月20日、「金融機関からの資金調達」をテーマに、(社)上野法人会・東京商工会議所台東支部共催セミナーが開催されました。セミナーでは、「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案(通称モラトリアム法案)」の活用及び、民間・公的金融機関から新規資金を調達する具体案について紹介。当社ストラテジスト・秋山永行の話す内容に、多くの反響をいただきました。
◆ 日時:2010年4月20日(火)14:00~16:00
◆ 会場:朝日信用金庫西町ビル7F(東京都台東区)
◆ 受講:無料 先着70名
◆ 講師:ストラテジスト 秋山永行(anew planning株式会社)
◆ 講演内容
1 モラトリアム法案を考える
2 借入実態の把握
3 金融機関における融資審査
4 資金計画(キャッシュフロー計画)の策定
5 資金調達方法
6 借入を成功させるための説得資料
7 質疑応答

2 記者の所見

講演は、昨年12月に施行されたモラトリアム法案の現状からスタート。「中小企業は、例えると大きな経済という荒海に浮かぶ小さな船」と例えた、秋山講師の冒頭の言葉が印象的でした。厳しい経済情勢の中での会社経営の大変さが伝わるエピソードもあり、経済の荒波の厳しさを痛感。
秋山講師が終始強調したのが、「資金調達を成功させるためには『事業計画は夢を語るのではなく、明確な根拠と数字が不可欠』」ということ。「この不況では必ずしも数字が伸びていく事業計画はいらない。堅実さが大事」、「強みを自覚し事業計画に盛り込む」。事業計画作成のポイントを示しながら、事例を挙げての分かりやすい解説に、セミナー参加者は時折うなずくなど、盛んにメモを取りながら聞き入っている様子。一人一人の会社の規模や状況は違っても、具体的に自分に当てはめて考えられるような講義内容でした。
(ライター・井潟直子)
家族経営から従業員1000人以上の会社まで数多くの企業をコンサルティングし、実際に金融機関に赴き資金調達してきたという講師独自のノウハウが満載で、瞬く間に過ぎた1時間半。経営者としての今後の具体的なあり方を示されたことで、セミナーに参加された聴講者が、これまで抱えてきた疑問や不安が解消されたであろう手ごたえを感じました。

3 総括

企業にとって生命線となりえる資金調達。しかし、多くの企業の現実問題として、借入金を正確に把握し堅実な資金計画をもって審査を受けられているかと言うと否です。借入を行うためには、現状の確実な把握とストロング・ポイントの強調を欠かすわけにはいきません。anew planningでは、セミナーだけでなく、企業個々のコンサルティングや内部統制業務を通じて、会社の強みと展開を再構築するための施策を考え続けていきます。